料理のセンスってあると思いますか?? その2

2010年6月15日 / オーナーの独り言

「料理のセンス」
誰でも聞いた事のある言葉だと思うけど…
前回の続きのお話です。
同じ料理を繰り返し作っていけば少しずつでもよくなっていきます。
できるようになれば、そこから先は…
やっぱり食べる人の事を考て作る、かなぁ。
家族や、友達、恋人や大事な人に、おいしいものを食べさせたい、そういう気持ちで作った料理は、店で食べるものよりずっーとおいしいですよ。
親は薄味が好きだから、塩分は控えめにしよう…
少し柔らかめに炊いた方が食べすくていいかな…
とか…
食べてもらう人がどうしたら喜ぶのかを考えながら作るのって、一番大事な事だと思います。
お店で、
「これが四川料理やー!!」
って感じでやたら辛いだけの料理出しても誰も喜ばないです。
たまに外で食べても、
「??」
おいしいんやろか?これ。
と思う料理があるんですよね。
その地方ならではの、こだわった料理ってのは分かるんですけどね…
飲食店で、お客さんからお金をもらうなら、一人よがりや、自己満足ではダメ。
食べた人みんながおいしい、と思ってくれるようなものを店で出さないと、と思います。
大阪、北新地にある
「避風塘みやざわ」
僕がそこに働いていた頃、宮澤さんが言ってくれたありがたい話しがあります。
「うちに来るお客さんは、俺の料理は優しい味、おふくろの味や、言うてくれるんや。」
「今まで経験してきた、楽しいや辛いや、甘いや酸いいのが全部料理に反映されとんや。だからお客さんはそう感じとんのやろなぁ」
宮澤さんは努力の人です。10代の頃から一日4時間睡眠で仕事していたそうです。
苦労してきた分だけ、料理一つ一つに表れるんですね。
お話をもう一つ。
宮澤さんが京都ホテルで総料理長をしていた頃…
料理を作り終わった後、いつものようにお客さんに挨拶回りをしていたら…
年配のご夫婦から、
「これは貴方が作ったんですか?」
と聞かれ、
「はい。何かございましたか?」
と、何か落ち度があったのか気になった宮澤さん。
するとその奥さん、急に泣き出したんです。
「こんなにおいしく料理をして頂いて、こんなに食材をおいしくして頂いて、嬉しくて涙が出たんです。
その方が、農家をやってるのか、何を食べたのかは分かりません。
ただ、心から満足されたんだと思います。
宮澤さんから、
「料理は突き詰めていったら精神論なんや」
と教わりました。
店をやっていて、
「その通りなんやな」
とつくづく思うようになりました。
「料理のセンス」って…
作る人の積み重ね、食べる人への心遣いなんだろうと思います。
自分には…
まだまだ足りないな(-_-)
そういう料理人になる、
今の目標の一つです。

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