僧侶ですら、塀を飛び越えてでも食したい一品「佛跳牆」

2011年2月27日 / 避風塘日記

先日、大阪のみやざわさんからDMが届いて、内容にびびりました。

いよいよやりますか?。
佛跳牆(ファッチュウチョン)…。
DMには…
フカヒレ、乾燥アワビ、干しナマコ、乾燥のスッポンのエンペラ、中国ハム、冬虫夏草、朝鮮人参など珍しい食材を使って長時間蒸し煮しています…
とあり、
サクッと言えば、中国料理のスープの中でも最上クラスのうちの一つです。
ものすごーい、ものすごーい、手間と時間がかかるんですよ。
例えば、干しナマコ。
乾燥のナマコを使える状態に戻すには、寸胴などに沸かしたお湯を入れ、ラップなどで密閉し、少しずつ戻していきます。
この時、ナマコは油を嫌います。
お湯を沸かす鍋、寸胴などは洗剤で洗い、塩で洗い、油分を徹底的に入らないようにします。
油分が残っていると、ナマコが溶けたり、うまく戻らないんですよ。
途中、ペティナイフなどで表面の汚れなどを丁寧に取り除き、またお湯をにつけて、だいたい5日?一週間。
神経と時間を使ってやっとこさ、使える状態になります。
その他の食材も、下ごしらえ、ややこしいのんばっかりです。
調理方法は蒸すだけなんですけど、それぞれの食材の下ごしらえを考えると、おいらは気が遠くなります。
そんな佛跳牆…
本来なら、15000円か20000円クラスのコース、それも10名ほどの人数がいないと出せないものなんですが、
「今回は、一人前ずつに仕上げました」
とDMに書いてあり…
特別価格 10000円 !!
スープ一人前がその値段!
金額だけ見たら高いんですけど、手間隙が分かるので、この値段は安い…。
本来なら、もうちょっと値段高くてもいいぐらいなんです。
しかし…
コックの視点から色々書いたけど…
おいら個人的な意見としたら…
…た・か・い…
あまりのうまさに僧侶ですら、塀を飛び越えてでも食したい、そこから名付けられた「佛跳牆」…
おいら平民は、お会計の時に、あまりの高さに塀を飛び越えてでも逃げだしたくなるような高級スープ…
誰か大蔵省になってくれん限り無理じゃ?。
我こそは!
と思う方は…
予約して「避風塘みやざわ」へどうぞ?。

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